あかさんと、
横川シネマ!!に行ってきました。
重要文化財に指定してほしいレベルの映画館です。立ち姿とか雰囲気とか、「映画を観に来たぞー」って気にさせてくれます。
観て来たのは、
ohanaのショートムービー「予感」と、
フィッシュマンズの「
THE LONG SEASON REVUE」。
音楽モノを2本連続で。
「予感」のほうは、
ohanaの3人の演技がほのぼので、かわいかった。
それぞれのエピソードも、キャラと合ってた(オオヤさん…)し・・・。
ゲストのミュージシャンの方々もほのぼの演技で。
バタ犬・池ちゃんに釘付けになりました。クラムボン・大介氏も意外な演技派でドキッキュン(主にあかさんが)しちゃったけど。
大森南朋さん、素敵すぎーー

「予感」のPVが流れた後、最後に3人の会話があるんだけど、
その部分のほのぼの感とか普通さとかがものすごーくよかったです。
最近、ちょっと余裕を失くして、実はイライラトゲトゲしてたんだけど、
ものすごくやわらかい気持ちになれました。
それは、きっと、ohanaの音楽がくれるものとおんなじだ。
で、フィッシュマンズ。
泣いてしまいました。
知らない人のために書くと、
フィッシュマンズというすごいバンドがありまして、
ボーカルの佐藤伸治さんが亡くなってから、7年間活動停止してたんですけど、
去年、リーダーの茂木さん(スカパラのドラムの人よ)が中心となって、
たくさんのアーティストと一緒に、
FISHMANS presents“THE LONG SEASON REVUE”というライブを開催したのです。
そのライブ映像プラス、佐藤さんがいた頃の映像とか、いろいろいろいろ、加えて再構築されたのが、観てきた映画。
なんかね、
当然、ステージに佐藤さんはいないんだけど、
佐藤さんが生み出した音楽はそこにあって、
めっちゃ笑顔で愛おしそうにドラム叩いている茂木さんがいて、
私の大好きなミュージシャンの人々(クラムボン郁子ちゃん、ハナレグミ永積氏、UA、山崎まさよし、ボノボ蔡くん、とか)が歌って、みんな幸せそうで、
それを見てたら泣けてきました。
佐藤さんがいたらいいのに、とか、亡くなっちゃって悲しい、とかそういう次元の話じゃなくて(もちろんそれも思うけど、それはまた別の話)、
そこに流れている空気や、お客さんもミュージシャンも含めて、みんなのタマシイみたいなのを感じて、
なんか幸せで、なんか切なくて、
何度も震えて、何度も涙が出ました。
気がつくと、自分にとってかけがえのない、大事な人のことをいっぱい思い浮かべてました。
見終わっても、なんか、なんだか、
からっぽのような、おなかいっぱいなような、不思議な感覚。
そして、かなしいこととか、つらいこととかは、毎日それなりに、時々たくさん、あるけど、
そういうのも含めて、ちゃんと生きたい、って思いました。
ちゃんと生きたい。
それは、きっと、フィッシュマンズの音楽がくれるものとおんなじだ。
来週、もう一回観て来ます。
茂木さんが来る日(7月20日)に行けなくて残念だけど。
あ、ohanaは今日、14日で終わりみたいだよ!!
50分で短いし、1000円だし、ohanaを知らない人にも見てほしいな。
音楽ってすばらしい遊びだ。
演奏していたオトナたちも、音楽の中にいた誰かも、あんなに楽しそうだったもの。
ちゃんと生きよう。